[質問1]
なぜ研究者になったのか
父親が大学で研究をしていたので幼少の時から研究や開発に興味があり、将来は研究者かエンジニアになろうと思っていました。ただ、分野については特にこだわりはなく場当たり的な決断をしてきました。最初はロケット開発がしたいと思って大学に入りましたが、日本に職が少ないことに気が付いて、じゃあ当時盛り上がっていた生命科学に行こうと思い薬学部で微生物学や分子生物学をやってみましたが、頑張ったわりには大して面白い成果も出ず、面白いところはおおむねやられてしまっているように感じてウジウジしていました。そんなときに、人工生命や生物物理の一般書や金子邦彦さんの「生命とは何か」を読んで、生命を作って理解するという新しいアプローチに衝撃を受けて(ええっ、そんなサイエンスありなの?って思いました)、ポスドクから金子さんと共同研究をされていた四方哲也さんの研究室に入って、合成生物学(当時はまだその言葉はなかったのですが)を始めました。この分野は結構楽しくて、自分としては面白い結果も出て割と評価もされているように感じたので、そのまま研究を続けています。