[質問1]
なぜ研究者になったのか
高校生のとき、それまで医学部志望だったのですが、化学実験が好きであることを強く自覚し、友人の勧めもあって、理工系に進学することに決めました。大学生になってからは、映像系サークルをつくって活動に力を入れていたので、マスコミに就職したいと考えていました。しかし、就職活動はうまくいかず、大学院に進学することにしました。幸いにも、日本学術振興会の特別研究員に採用されたことで、研究者に向いているのかなと考えるようになりました。それでも、博士号を取得した後、ポスドクとして研究しながら就職活動しているときは、アカデミックポジションにも企業研究開発職にも応募して、ご縁があるところに進もうと決めていました。千葉大学で助手に採用していただいたことで、研究者の看板を背負うことができたと考えています。こう振り返ってみると、のらりくらりとしていますね(笑)ですので、“生命らしさ”を探究する合成化学という研究をライフワークにするきっかけをいただいた菅原正先生、金子邦彦先生をはじめとする基礎科学科(現在の統合自然科学科)や広域科学専攻の先生方、千葉大学の小熊幸一先生・藤浪真紀先生、そして日々おしゃべりしてきた先輩同輩後輩(その中には、複雑系生命システム研究センター・UBIの若本祐一さんや石原秀至さんもいます)にはとても感謝しています。